私が、急に薄毛になりだしたのは、2011年春頃、38歳からでした。2008年に高齢出産(36歳)、子どもがとても母乳をよく飲む子だったので、食べても食べても痩せていきました。

 

 子どもにダイレクトに栄養を取られたのと、震災でのストレス…余震や放射能をついつい気にしてしまう…や、2010年にパートナーと別れて調停をしながら、乳飲み子の面倒をひとりで見ながらの生活、心身ともにギリギリで、自分では元気なつもりでしたが、髪の毛のほうにそれらが一気に来てしまったようでした。

 

 薄毛について、最初になんとかしなきゃと思ったきっかけは、小学生の集団の中で仕事していたら口の悪い子に「ハゲ」と呼ばれてしまったことです。仕事帰りに寄った薬局で、思わず育毛剤を探してしまいました。その時はそこそこ大きい薬局でしたが、女性用育毛剤は2種類しかなく、一生懸命見比べて、生薬配合で自然に近そうなものを選びました。

 

 暑い時期だったこともあって、しゅわしゅわした使い心地が気持ち良かったのは覚えています。毎日2回ずつ、ひと月ほどは真面目に使いましたが、毛の生えてくる実感も無く、痒みが出てきて育毛剤のせいかもと思ったのと、子どもや仕事のことで忙しかったのもあり、使用頻度が減っていって使い切らないうちにそのままになってしまいました。

 

 市販の育毛シャンプーも使ってみましたが、匂いがあまり好きでなく、ボトルが終わったら買い足さず、1ヵ月強でやめてしまいました。その後はボタニカルのノンシリコンを使っています。すると痒みも無くなりました。

 

 そのうち子どもも大きくなって卒乳し、食べた栄養が自分のものになってきました。
それと並行して、生活も少しずつ安定しました。

 

 今から考えて一番良かったと思うのは、心療内科に行ったことです。うつ気味と言われ、出産によるホルモンバランスの変動が影響してるかもしれないと言われました。そして、抗うつ剤や精神安定剤ではなく、更年期障害の漢方を処方して頂きました。

 

 薄毛の悩みで心療内科に行ったわけではなく、生活の疲れの相談で行きましたし、漢方も飲んですぐ劇的に効くわけでは無かったのですが、心身共に落ち着いてくると、薄毛も良くなってきました。

 

 私の場合に限るのかもしれませんが、育毛剤やシャンプーを使ってもあまり効果はなかったです。体の疲れを取り除くこと、心が穏やかでいること、漢方で体の中から整えることのほうが、結果として良かったと思います。

 

 薄毛のあと、若い時の状態に完全に戻ったわけではありませんが、毛が細いなりにも生え揃い、45歳の現在は普通に暮らしています。保育士と学校講師をしていますが「ハゲ」と呼ばれることもなくなりました。

 

 もしかしたら薄毛に悩む皆さんの中には、私のように、育毛剤やシャンプーではなく、お医者様にかかってホルモンのチェックをして頂いたほうが早いというかたもいらっしゃると思います。中から改善したほうが効くかもしれません。